ガブリエーレ・パジーニは、ナポリの伝統的テーラリング・スクールに自らのスタイルの原点を見出している。ナポリの巨匠たちと協働する中で、ジャケットの完璧な構築の技法、そしてフォルムと素材の探求を学んだ。ジャケットは身体を包み込む第二の肌となるが、そこには「不完全さ」を忘れることはない。それこそが、一着一着に唯一無二の価値を与える付加価値なのだ。
パジーニが焦点を当てるのは、ベスト付きのスリーピーススーツ。ディテールへの細やかなこだわりと、イタリアとブリティッシュの伝統を行き来するヴィンテージ生地の使用が特徴だ。より控えめで、いわゆる「流行りもの」とは一線を画すダンディな美学に強くインスピレーションを得たデザイナーは、独特のフィット感、ラペル、ヴィチェンツァの金細工師による手作りのボタン、コモ産シルクのネクタイなど、一着一着に自身の感性を投影しながらパーソナライズを施している。
25年前、モデナに最初の直営店をオープン。そこには英国風ダンディズム、ナポリのテーラリングの伝統、そしてバロック的インスピレーションが融合していた。2012年にはLardiniとのジョイントベンチャーを締結し、ガブリエーレ・パジーニ ブランドのイタリア国内および海外での製造・流通を開始。この協業により、2015年にはロサンゼルスのファッションの中心地、メルローズ・アベニューに初のコンセプトストアがオープンした。
2017年1月には、ミラノのヴィア・ジェズにてLardini and Gabriele Pasiniのフラッグシップストアがオープンした。
